最終日の終了時刻が近づいたら、身の回りの整理を行いましょう。会期中にいただいた菓子等は一まとめに、持ち込んだ用品等も忘れないよう荷造りしておきましょう。菓子は賞味期限を考慮に入れ、食べきれない量がある場合は、画廊の方におすそ分けするのも良いでしょう。ただし花はすべて持ち帰るようにしてください。


 終了時刻になったら速やかに撤去を開始します。まず最初にしなければならないことは、作品を入れていた箱やエアキャップをそれぞれの作品の前に振り分けることです。画廊の方が手伝ってくださることもありますので、これを先にやっておかないと作業効率が上がりません。
 作品を収めたら画廊出入り口又は搬入出口付近にまとめておきましょう。芳名長、案内状も忘れずに持ち帰ります。運送屋さんに搬出を依頼している場合は、終了時刻をめどにお願いしておくと良いでしょう。


 自宅やアトリエに持ち帰った作品の整理をしておきましょう。後に額縁を使い回す場合は、早めに作品を額縁から取り外しておきましょう。長い間入れたままにしておくと、額縁の入れ子の刃先の内側(かかり)に作品周辺部分が貼りついてしまうことがあります。外した作品はキズがつかないよう緩衝材等で包んでおきますが、画面が貼りつかないよう、まずロウ引き紙か厚手で半透明のポリエチレンを画面に添えておくと良いでしょう。作品も額縁も風通しの良い所で保管します。ダンボール箱は紫外線で焼けむらができるので、ハトロン紙やクラフト紙で包んでおくと良いでしょう。


 売約済みの作品を宅配便で発送する場合は念入りな梱包を行ってください。

■ガラスのケア■
 万が一輸送中にガラスが割れた場合、作品への被害を最小限にとどめるために、ガラスのテーピングをお勧めします。テープは剥がし易いマスキングテープを使用します。
縦・横・斜めに一本づつ留め、さらにその内側を四角く留めます。テープの先端は剥がし易いよう、1cm程度折り返しておきます。

箔を剥がす恐れがありますので、テープの粘着面が額縁に付かないよう注意深く作業してください。また、先方にもその旨を伝えるか書き添えてください。

アクリル板の場合は不要です。ガラスをアクリル板に入れ替える時は額縁屋さんに依頼しましょう。

■梱包■
 梱包は必ず箱に入れて行ってください。

1.小さく切ったエアキャップで額縁と箱との隙間を埋める。

2.箱と同じサイズのベニヤ板を絵のある側に当ててエアキャップで包む。

3.巻きダンボールか薄手のダンボールで包み梱包する。

4.縦2本、横2本の紐を掛け、梱包材のばらけを防止する。


 作品を買っていただいた方に飾りつけを依頼されることもあります。特に難しいことではありませんが、自信が無い場合は助っ人を頼むと良いでしょう。作品のサイズや先方の壁面の状態に合わせた吊り金具を用意します。
壁の裏に梁が入っている場合
X フックを使います。

壁を叩いて梁の位置を確認します。作品の大きさに合わせたサイズのX フックを選びます。壁の裏の梁の位置を検知する「壁うらセンサー」という道具もあります。

壁の裏に梁が入っていない場合
ボードアンカーを使います。

ドリルで壁に穴を開け、アンカープラグを挿入します。ネジを回してを締めると、プラグが中で傘のように開いて抜けなくなります。締め上げ用のピンネジとセットになったものもあります。ホームセンターで手に入ります。

コンクリート壁の場合
額吊飾鋲(カールプラグ付き)を使います。

ドリルでカールプラグの入る穴を開け、カールプラグを挿入します。飾鋲の頭の部分を回して外します。ネジ頭が現れますので、ドライバーでカールプラグにねじ込んで留めます。再び飾鋲の頭を取り付け完成です。


 次回の個展に備え、暇を見つけて芳名帳をもとに住所録を作っておくと良いでしょう。宛名書きのことも考え、その都度郵便番号も調べて書き添えます。判読しづらい文字は、電話帳を頼りに調べると判明することもあります。住所入力で郵便番号を自動で入力したり、郵便番号入力であらかたの住所を自動で入力してくれるパソコンソフトもあります。

※来廊した人に礼状を出す必要はありませんが、お世話になった方や、お花やご祝儀をいただいた方には一筆書くのも良いでしょう。
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