初日に画廊へ行く時には、とりあえず足りる分の茶菓子を持参すると良いでしょう。そのうち開催中に知人が手土産に菓子類を持参してくれることもありますから、臨機応変に使わせていただきましょう。また、搬入時に不足を感じた備品があれば持参します。


 個展会場は主催する貴方の空間です。企画展の場合は画廊の方にイニシアチブを取ってもらいますが、貸画廊での個展の場合は作家本人がホストになります。来廊したお客さんへの「いらっしゃいませ」の一言によって、その後のコミュニケーションにも影響してきます。作品の鑑賞者とのコミュニケーションが無ければ個展を開催する意味が無いと言っても過言ではありません。

■まず芳名を■
 来廊したお客さんにまず「ご芳名をお願いいたします」と記帳を勧めると良いでしょう。「案内状」の頁で触れたように、以前の個展の芳名帳や名簿をもとに手書きで宛名書きしていれば意外に書き覚えがあるもので、「今回もおいでいただきありがとうございます」などと声を掛けることもでき、その後の話が進むことは間違いありません。最後に記帳してもらうと「今の人に案内状を出したんだった!」と、帰った後に気付くことになりかねません。

■接客はスマートに■
 決して上手に接客する必要はありませんが、たとえ通りすがりでもわざわざ足を運んで下さったお客さんとの出会いを大切にしなければなりません。接客中に知人が来廊しても、接客中のお客さんを無視して駆け寄ることは禁物です。「ちょっと失礼」と一声掛けて中座するのが最低限のマナーです。また、知人とのお喋りを優先するあまり、入ってきたお客さんに知らん顔するのもマナー違反です。
 お客さんの鑑賞中はその視界に入らないような気遣いも必要です。かと言ってお客さんを避けるのではなく、お客さんに声を掛けてもらった時にすぐに対応できる位置取りを心掛けましょう。お客さんによっては、不快な印象を与える方もいるかもしれません。慣れてくると上手にかわすこともできるようになりますが、どんな出会いであってもそれを糧にするつもりで、一期一会を大切にしてください。


 作品の購入希望があったら、きちんと記録に残るようにしましょう。口約束だけでは後々トラブルの原因になることもあります。最低限、どこの誰に、どんな支払方法で、いつ届けるかを記録します。版画の場合は、シートのままか額装したもののどちらを希望するかを確認してください。
 記入用紙のサンプルを用意しましたのでお使いになる方はダウンロードしてください。「搬入準備」の頁でご紹介したものと同じものです。

33.5Kb
←アイコンを右クリックで「対象をファイルに保存(Internet Explorer)」または「リンクに名前をつけて保存(Netscape)」を選択し、保存先を指定して保存してください。
 購入予約をされた方には、個展終了まで展示する了承を得てください。その上でご本人の前でキャプションの右下に赤丸のカラーラベル(「搬入準備」参照)を貼ってください。出品リストを画廊内に貼っている場合は、販売価格の上の桁を隠すように貼ると良いでしょう。
 代金の現金引渡しで領収証が必要な場合は、領収証のあて先を確認しておきましょう。領収証の但し書きは「画料」で良いでしょう。


 一日が終了したら、画廊を出る前に次の日の予定を画廊の方に告げておきましょう。画廊が会期中の問合せ先になりますので、画廊の方が対応に困らないようきちんと伝えておきましょう。
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